Tokyo Metropolitan University
Tourism Strategy

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アイデアソン

2019.10.01

第4回アイデアソン 日本美食株式会社CEO 董路さん

日本美食株式会社CEO
董路さん
日本美食株式会社CEO
董路さん

6月27日に第4回アイデアソンを行いました。第3回に続き、今回もスタートアップ経営者をゲスト講師にお迎えし、ゲスト講師を交えた対話型のブレストセッションでした。今回のゲスト講師はインバウンド分野のキャッシュレス事業に取り組む日本美食株式会社CEO董路さんにお越しいただきました。

董さんは、外資系投資銀行や経営戦略コンサルティングファームを経て、中国で2社の会社を創業。結婚を機に再来日し、2015年に日本美食株式会社を創業されたシリアル・アントレプレナー(連続起業家)です。日本美食では、飲食店向けインバウンド決済・集客サービスを手がけてこられました。

新たにローンチした「Take Me」は旅行者の「探せない」、「通じない」、「払えない」の3つのペイン(痛み)を解決するために開発されたサービスで、飲食店だけでなく、旅行に関係する様々な事業者で導入が進んでいます。「Take Me」は中国の2大スマホ決済システムであるアリペイとウィーチャットペイをはじめ、銀聯、Apple Pay、Google Pay、VISA、Master等の国際系決済、さらにLINE Pay、Pay Pay等の国内系決済の合計15のキャッシュレス・ブランドに対応。店舗は「Take Me」を導入することにより、そうしたキャッシュレス・ブランド各社と個別契約を結ぶ必要がなく、QRコード、デバイス、カスタマサポート、契約、管理ツール、明細書を1本化でき、管理の負担が大幅に軽減されるメリットがあります。

冒頭、董さんに「Take Me」の仕組みや内容を直接ご説明いただき、実際にQRコードをスマートフォンで読み取り、QRコード決済を疑似体験しました。その後、Q&Aを挟み、「キャッシュレス」をテーマに董さんを交えてブレストセッションに入りました。ブレストセッションでは、日本の店舗でキャッシュレスの導入が進まない理由と店舗へのキャッシュレス導入促進策について、1時間程度意見を出し合いました。

ブレストセッション

ブレストセッションで董さんは、関東圏でJR系ICカード・Suicaが急速に普及したことを引き合いに、現金志向が強いと言われる日本でもキャッシュレスが浸透する素地は十分にあり、利用者の利便性を高め、店舗の支払い手数料負担軽減を推し進めることがキャッシュレス社会の実現に必要と説かれていました。キャッシュレス大国である中国では手数料率が法律で上限0.6%と定められている一方、日本のキャッシュレス手数料率は平均3%以上と高い水準にあり、手数料率が低いQRコードに大きな期待が寄せられています。

今回も冒頭から鋭い洞察やユニークなアイデアが次々と発表され、ビジネス経験豊富な董さんからのフィードバックもあり、とても活発なブレストセッションとなりました。前回と今回のブレストセッションを踏まえて、後期は本格的なアイデアソンに入ります。

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